平成14年9月〜平成15年12月
平成16年1月〜平成16年12月
★平成17年1月〜平成17年12月★
平成18年1月〜平成18年12月
平成19年1月〜平成19年12月
●平成20年3月 ■俗にしたがう者は至愚なるべし
(俗を俗としれる人すくなし。
俗を化するを聖人としべし、俗にしたがう者は至愚なるべし。)

自分の権勢を誇示して人々を無差別に集め、金品を貯える。
一体、自分がどんなに卑しく、貪欲の鬼になっているのか、わかっていない。
まさに亡者の姿である。
人間の幸せは、権勢の誇示にあるのではない。
時代が変われば、紙くずのように人々に捨てられてしまうのに気づいていないのだ。
俗世の泥にまみれて、首までつかっている自分が見えていないのだ。
悲しいことだ。哀れなことだ。
世の中の汚濁をいつ脱出するかで、一生の幸せは決まってくる。
【道元】
●平成20年2月 ■近くして見がたきは我が心なり
(近くして見がたきは我が心なり。細にして空に遍ずるは我が仏なり。
わが仏は思議しがたし。わが心は広くしてまた大なり。)

自分が勝手に狭く考えて、身動きできなくしてしまっている。

もっと広くおおらかに人生に向かっていかないと、
苦しいばかりで息がつまってくる。

遠いものや他人のことはよく見えるのに、
さっぱり見えてないのが自分の心なのだ。

せっかく広く大きい心をもらいながら、妄想をたくましくして、
我執にとらわれるから、小さくて狭い心になってしまうのだ。

大空のように、とらわれない心が大切だ。

もっとのびやかに明るく生きていけるのに、
自分で自分を狭い穴蔵にとじこめてしまっている。

今日から発想をかえることだ。
【空海】
●平成20年1月 ■苦しみは貪る心より起こる
(一適のあまき楽をうけんととて、万劫のからき苦をうくる、あさましき迷いにあらずや。
一つとしてむさぼりもとむる心よりおこらざるくるしみはなし)

物を見ると、むやみに欲しくなって、支払いの苦しみも考えずに買ってくる。
箪笥にしまいこんで、喜んでいるが、月々の支払いに追われると、後悔がわいてくる。
貪る心が強い人ほど、人生の苦しみは大きくなるのだ。
人生は、多くのものを買いこんで所有することに幸せを感じる。
凡夫はそのために、一生を働きづめに働きとおす。
堂々築きあげた財産は、この世に残して、六文銭をもらってあの世へ旅立っていく。
それならば、足りるだけあれば、それ以上はいらないものばかりではないのか。
【鉄眼道光】
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参考書籍 出版社 著者
名僧の言葉 中経出版 赤根祥道